パフューム総合研究所♪(ぱそうけん)

自分の趣味で聞いている音楽についてのブログ。ジャンルはテクノを中心に。他にはワールドミュージック、クラシックなども時々あり。 当面はPerfumeが中心。

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フランス近代のピアノ曲

今回はクラシックの話、中でもフランス近代の作曲家についてです。
あの坂本龍一が影響を受けたということで、自分もフランス近代のピアノ曲に興味をもつようになりました。



20世紀初頭に活動していた作曲家でエリック サティ(Erik Satie)という人がいます。

普通のクラシック愛好家からは全くといっていいほど相手にされていません。ほぼ黙殺状態かもしれません。

逆に、ジャズの世界やポピュラー音楽の世界の人からは注目されています。
あの坂本龍一もサティの曲をライブで弾いていたりします。(Gymnopedieは有名ですね)

この人、何がすごいかというと、それまでの西洋音楽の「お作法」に反して曲を作曲しているところです。当時としてはかなり過激な人と思われていたようで、一部支持する人もいたのですが、たいてい、さんざんな扱われ方をしていました。
支持しているのは、文学とか美術の分野の人たちです。音楽って保守的な芸術なんですね。これは今も変わらないことだと思いますが。

では西洋音楽の「お作法」とはなんでしょうか。
一つは「調」に関する決まり事です。西洋音楽では、長調=メジャー、短調=マイナーの2種類の調しか使用しません。これがそれぞれ12音階分あります。
ちなみに、これら2つの「調」が、どの音階を使っても同じように、きれいに演奏できる仕組み=12平均律を使用して作品「平均律クラヴィーア曲集」を作ったのがバッハなのです。
また、だいたいバッハの時代ごろに完成されたものとして和音(=コード)進行の「お作法」があります。
バッハはこれを駆使して「Invention」という曲集も作曲しています。
この他にも、メロディーを作る際のスケール(音階)の制約や、リズム/拍子の制約なども存在します。

サティはこれらの決まり事を無視した、というか敢えて違うことをやって曲を作りました。
これらの決まり事というのは、音楽を美しいものにするために存在していたわけですが、その規則にしたがっていないサティの曲はなぜかとても美しいのです。

サティの音楽は当時はエッジの効いた最先端の音楽だったのですが、多くの人の理解は得られませんでした。
評価されたのは死後かなりたってからです。しかもクラシック畑の人からではなく、ジャズなど全くちがったジャンルの音楽の人々からです。

サティという人は、クラシックと現代のポピュラー音楽の橋渡しをしてくれた人、そんな感じがします。


さて、どんな曲かというと、一番有名なのはこれですね。
この映像にはサティ本人が出ています。(山高帽の人)




あとこれは、当時のポピュラー音楽=シャンソンですが、こういう曲も作っていました。
この曲はいわゆるポリリズムをつかって作曲されているところ(2:05あたりから)が斬新です。




現代の曲の中で、サティの曲のような雰囲気をしているものも見受けられます。
JapanのNightporterという曲がありますが、おそらく影響を受けているのではないかと思われます。




中田ヤスタカも実はサティの影響を受けていると思われるフシがあります。
Melting Pointというこの曲。ほとんどサティといっても分からないような曲です。




現代の音楽が生まれるのにも大きな影響を与えたと思われるサティ。
この人がいなかったら、今のような音楽は存在せず、20~30年は遅れていたかもしれない、そんな風に思えるほどサティは偉大です。
もっと評価されてもいいのではと思います。
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クラシック | コメント:4 | トラックバック:0 |
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コメント

有名なので知っているのですが、2番目の曲、これはなんて読むのでしょうか?この曲もよく聴くのですが、これもサティなんですね。capsuleもなるほど!と思わず膝をたたくほど納得です。うーん、面白い(≧∇≦)ъ
2011-02-01 Tue 00:23 | URL | runrun1006 [ 編集 ]
いつもコメントありがとうございます。

>有名なので知っているのですが、2番目の曲、これはなんて読むのでしょうか?
すみません「ジュ トゥ ヴ」です。

>capsuleもなるほど!と思わず膝をたたくほど納得です。うーん、面白い(≧∇≦)ъ
そうなんですよ。バッキバキのこのアルバムの曲の中にこの1曲を挿んできたところ、中田さん、確信犯的だとおもうんですよね。
2011-02-01 Tue 00:55 | URL | JOH-T [ 編集 ]
はじめまして。サティ大好きなので思わずコメントしたくなりました。JapanはたしかD.シルヴィアン氏がサティ好きだったように記憶してます。 capsuleのこれは初めて聴きました。ヤスタカさん、このあたりのセンス凄いですね。サティの「家具の音楽」というコンセプトの延長線上に環境音楽(B.イーノ等)があると考えると、本当にあの当時にしては非常に斬新な発想を持っていた音楽家だなーと、ただただ感心します。
2011-02-04 Fri 03:33 | URL | RM-2 [ 編集 ]
はじめまして。コメントありがとうございます。

>「家具の音楽」というコンセプトの延長線上に環境音楽(B.イーノ等)があると考えると、本当にあの当時にしては非常に斬新な発想を持っていた音楽家だなーと、ただただ感心します。
そうですね。サティは現代の多くのミュージシャンに影響を与えていると思います。本日休演の幕間の音楽 Cinemaなどはミニマル・ミュージック的ともいえると思います。
2011-02-04 Fri 06:35 | URL | JOH-T [ 編集 ]

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